こんにちは。Irodoriです。熱海からJR東海道本線で下り2駅目にある三島駅。三島駅南口前に「楽寿園(らくじゅえん)」という公園があります。「楽寿園」は富士山の伏流水が湧き出る水の都、三島市が管理する国の天然記念物及び名勝に指定された自然豊かな市立公園です。
JR東海の三島駅
JR三島駅周辺は木々の緑、水のせせらぎと美しい花壇が目に入ります。駅からのメイン通りには色鮮やかな花の花壇が並び、いつもきれいに手入れがされています。水と緑と文化の街という印象を受けます。
駅前入園口があります
JR三島駅南口、駅ロータリー正面の横断歩道を渡り右手に進むと「楽寿園」駅前入園口があります。駅前のビルが並ぶ一画にある大きな木が目印です。
歴史は皇族の別邸から
「楽寿園」は明治維新で活躍した小松宮彰仁親王が明治23年に別邸として造営されたもので、その後昭和27年から三島市が市立公園として管理運営しています。
驚く広さです
楽寿園の面積は約75,474㎡と広大な敷地です。入園料は15歳以上300円、学生や団体などの割引料金が設定されています。(2020年6月20日現在)
小さな遊園地
園内は富士山の伏流水が湧き出る天然池泉や緑豊かな小さな森がいくつもあり、遊歩道が整備されています。小さなお子様が楽しい、うさぎやモルモットなどの動物に触れあえる広場やメリーゴーランドなどの乗り物で遊べるのりもの広場などがあります。また、三島市の郷土資料館があり、こちらは大人も楽しめます。
のんびり散歩でも
広い園内の緑の中をのんびり歩くだけでも結構なお散歩になりますよ。ウォーキングをしている方もいらっしゃいます。
訪れた時はあやめの花がきれいに咲いていました。
「楽寿館」と「小浜池」
三島市の文化財として指定された高床式数寄屋造りの建物「楽寿館」は、明治23年に小松宮彰仁親王の別邸として建築され、明治期の代表的な建造物で庭と一体化するように構成されています。
「楽寿館」の館内はガイド付きツアーに参加して見学することができます。
正面の池は「小浜池」。国指定天然記念物及び名勝区域となります。溶岩の間からの湧水で毎日池の水位が変化するそうです。
三島溶岩流
約1万年前の富士山の噴火の際に流れ出た溶岩(三島溶岩流)の縄状地形や溶岩塚などを見ることができます。約1万年前の形を残している様子は、楽寿園が長い年月の間、形を変えず守られてきた歴史ですね。
想い出を紡ぐ場所
長い歴史がある楽寿園は、子供の頃に訪れた皆さんの想い出を次のお子様やお孫様と紡いでいく場所だと感じます。幼い頃のお別れ遠足が楽寿園でした。これからも昔ながらの面影を残して、変わらずにいて欲しいなと思います。
広大で自然豊かな公園が、駅前のとても便利な場所にあります。熱海駅から三島駅まではJR東海道本線で約15分です。三島駅の近くには三嶋大社や源兵衛川など、他にも見どころがたくさんあります。ぜひ、お子様やお孫様と一緒に歴史ある楽寿園に訪れてみてください♪
園内の三島市郷土資料館で「浮世絵でたどる東海道五十三次と四つ辻のまち三島」の企画展が、2020年6月28日まで開催中です。トッパン・フォームズ㈱によって製作された、歌川広重の保永堂版東海道五十三次の精巧な複製を絵巻にした「東海道五十三次絵巻」の展示が行われています。江戸時代の伊豆国全図の展示もあり、楽しいですよ♪